
かって河川敷の中だった場所。北西側の川は護岸や河床が整備され、容易に水面をうかがう事はできない。しかし、両岸の遊歩道とあわせてのどかなあぜ道的な風景が広がる場所である。この環境とどう向き合うか、全体計画を決める最も重要な要素となる。道路からのぬけと将来予定される親世帯の増築スペースを残す事、方位、対岸の工場の存在等を考慮して、この川辺とは庭を介してゆるやかにつながる配置としている。すこし軸線を振る事で、家族室-庭-川辺へと無理なく意識が流れるように意図し、逆に反対側の道路からは、少し距離を感じられる計画とした。