「リビングを2階で計画する」
十分な広さの庭が確保できるような敷地であれば、検討に値しないのでしょうが、一般的な日本の土地事情の中では、とてもメリットの大きい選択です。
得られる特徴の第一は、光があふれる明るい家になる事。又、風通しや窓からの眺め、プライバシー等、住宅の基本性能に関わる部分に大きく貢献します。
第二に、耐震性が向上する事。2階建の1階にLDK等の大きな空間を計画する場合、そこが構造的な弱点になりがちです。リビングを2階とすることで、1階には寝室や子供部屋など、耐震壁の配置しやすい、手ごろな空間が集まります。必然的に合理的で丈夫な家ができあがるという訳です。
第三に、楽しい空間づくりができる事。階段の段数の制約がないので、天井の高さは自由にきめられます。又、梁や屋根の骨組みを見せたり、ロフトをつくる、トップライトの活用など、アイデアしだいで、さまざまな工夫が可能です。
老後の生活を考慮して、二の足を踏むケースもありますが、その時点で階段リフトや住宅用エレベーターなどでの対応も可能です。今の理想形を大切にしたほうが、愛着のもてるいえづくりになるように思います。
木造2階建
延床面積:137.56㎡
新潟県新潟市
竣工:2008年12月